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田中 万也; 香西 直文; 山崎 信哉*; 大貫 敏彦; Kaplan, D. I.*; Grambow, B.
Applied Clay Science, 182, p.105282_1 - 105282_8, 2019/12
被引用回数:16 パーセンタイル:69.69(Chemistry, Physical)本研究では、様々な組成を持つ水溶液中でのNi-Zn層状物質への過レニウム酸イオン(過テクネチウム酸イオンのアナログ)の吸着実験を行った。吸着等温線をラングミュアプロットすることで最大吸着量を127.7mg/g (6.8610eq/g)と見積もった。Ni-Zn層状物質への過レニウム酸イオンの吸着は可逆プロセスであり、塩化物イオン, 硝酸イオン, 硫酸イオンなどの陰イオンが共存する系では吸着量が低下した。また、EXAFSスペクトル解析の結果、過レニウム酸イオンはNi-Zn層状物質の層間サイトに外圏錯体として静電的に吸着していることが明らかとなった。Ni-Zn層状物質は、これまで陰イオン除去にしばしば用いられてきたMg-Al複水酸化物に比べて共存する陰イオンの影響が小さい。このことから、Ni-Zn層状物質の方が汚染水中の過テクネチウム酸イオンの除去により適していると言える。
斎藤 祐児; 小林 啓介*; 藤森 淳; 山村 泰久*; 小矢野 幹夫*; 辻 利秀*; 片山 信一*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.829 - 832, 2005/06
被引用回数:5 パーセンタイル:27.33(Spectroscopy)2次元層状物質2H-NbSにFeをインターカレーションしたFeNbS(x=0, 0.239, 0.325)の内殻光電子分光,価電子帯の角度分解光電子分光等をSPring-8のBL25SUにおいて実験を行い、明瞭なx依存性を観測した。実験データをもとに、本系のインターカレーションによる電子状態変化を議論する。
舩橋 達; 飯泉 仁; 近藤 保*
Physica B; Condensed Matter, 120, p.305 - 309, 1983/00
中性子非弾性散乱によって測定したCRbの〔001〕L-モード格子振動の分散関係およびその解析結果を報告する。この物質は、黒鉛の炭素層の間にルビジウム層が2層おきに入ったものである。〔001〕L-モードの振動はC軸方向の変位だけを問題にするので、一次元鎖モデルによって格子振動分散関係を論ずることができる。最近接炭素層間の力、炭素層とルビジウム層の間の力のほかに、ルビジウム層を越えた第2近接炭素層間の力をとり入れることによって分散関係の概要が説明される。この種の層状物質で遠方の層間力があることは予想されることではあるが、実験によって定量的にとらえられたのははじめてである。また音響型分枝の5Mev付近に発見した分散曲線の不連続性は、ルビジウムのC-面内アインシュタイン振動を仮定し、C軸方向に振動と、C面内の振動の間に相互作用を導入することによって説明される。
舩橋 達; 近藤 保*; 飯泉 仁
Solid State Communications, 44(11), p.1515 - 1517, 1982/00
被引用回数:9 パーセンタイル:44.67(Physics, Condensed Matter)中性子非弾性散乱によって測定したCRbの[001]L-モード格子振動の分散関係およびその解析結果を報告する。この物質は黒鉛の炭素層の間に、ルビジウムが2層おきに入った層状物質である。[001]L-モードの振動はc軸方向の変位だけが関連するので、一次元鎖モデルがよい近似になる。このモデルによって、実験結果から、炭素-炭素および炭素-ルビジウムの最近接層間力および炭素-(ルビジウム)-炭素の第2近接層間力を定量的に算出した。また音響型分枝の5meV付近に発見した分散曲線の不連続は、ルビジウムのc一面内のアインシュタイン振動として解析された。これは低温の比熱の異常とも一致する。